出口は指標とディメンションが自動生成される

出口は指標とディメンションが自動生成される

「出口」は、指標とディメンションの両方が存在します。定義を理解して使いこなしましょう。

指標としての「出口」

指標としての「出口」は、その該当するディメンションにおいて計測された値のうち、訪問中の最後に計測された値に対して割り当てられます。下の図では、赤字の項目が訪問における最後の値であり、その項目に対して「出口」指標がカウントされます。

ディメンションが「ページ」の場合、訪問において最後に記録された「C」の値に出口の指標がカウントされます。

ディメンションが「サイトセクション」の場合は、訪問で最後に記録された「詳細」の値に出口の指標がカウントされます。

「出口」としてカウントされるのは、必ずしも訪問における最後のヒットの値とは限りません。

上の例ではProp1の「赤い靴」やProp2の「バナー黄」は訪問の最後のヒットではありませんが、この訪問中に記録された各変数(prop1やprop2)の最後の値なので「出口」になります。

出口 | Adobe Analytics
訪問の最後の値のインスタンス。

「出口」は、訪問ベースの指標です。訪問が終了しないとサーバー側で処理がされず、「出口」が確定しません。訪問が終了した後に、その訪問中に発生した各ディメンションの値に出口の指標が割り当てられます。

大量に生成される出口ディメンション

入口のディメンションがあるように、ディメンションとしての出口も存在します。

出口のディメンションは、「出口 ページ」や「出口 サイトセクション」や「出口 サーバー」など、いくつかの標準ディメンションごとに自動生成されます。また、パスが有効化されたカスタムトラフィック変数(Prop)も全て先頭に「出口」が付与されたディメンションが自動で生成されるので、ディメンションの名前の先頭に「出口」が付与されたディメンションが数多く存在しているはずです。

各ディメンションにおいて訪問中の最後に受け取った値が、その訪問の全てのヒット(ページ閲覧やクリック)に配分されます。そのため、訪問中のどの時点においても、他のディメンションとクロス集計ができるわけです。

出口ディメンション | Adobe Analytics
出口ディメンションと、その使用をリストします。
Adobe Analytics公式ヘルプ