サーバー側でデータを加工できるProcessing Rules

サーバー側でデータを加工できるProcessing Rules

タグマネージャーやJavaScriptによってブラウザから送信されたデータをAdobeサーバー側で記録する前に処理できる機能です。

特徴

  • 条件を指定し、変数値のセットやコピー、イベントのセットが可能
  • 条件の指定や変数の操作はヒット単位
  • コンテクスト変数はProcessing Rulesで変数にマッピングしないとデータとして記録されない
  • VISTA rulesやMarketing Channelよりも先に処理される
  • 設定内容をルールごと他のレポートスイートへコピーできる

できないこと

  • ヒット自体の削除(全く記録しない)は不可
  • RSIDは変更できない
  • 操作できないデータがある:product変数、モバイル系変数、分類、リンクタイプ、ヒットタイプ
処理ルールの概要 | Adobe Analytics
処理ルールはデータ収集をシンプル化し、レポーティングに送信されるコンテンツを管理します。

留意点

実装を変更することなくサーバー側で手軽に処理できるのは便利ですが、ブラウザから送信されるデータと実際に記録されるデータが一致しなくなるので、検証のためにはレポートへ反映されるまで待たなければならなくなる点に注意。

計測データの準備(収集や加工)とマッピング処理は、なるべくタグマネージャー側に任せた方が一元管理できて楽になります。

使う方法

レポートスイート設定の権限に加えて、Processing Ruleを使うための専用の権限が必要です。