RDC
Adobe Analyticsのデータが送信されるサーバー群のこと。Remote Data Collectionの略。
ドメインはomtrdc.net(Omniture Data Centerの略?)で、従来の2o7.netよりも応答速度と冗長性が改善されています。
Contents
特徴
- ユーザーに近いDCが自動判別されるので、image requestの応答速度とページの描画速度が速くなる
- より高い冗長性(障害発生時のデータ欠損確率が減る)
- 新機能が利用できるようになる(Visitor ID ServiceやHeartbeat動画計測など、一部の最新機能はRDCの利用が前提)
- 自社ドメインのCNAMEを割り当てる場合は、必要なSSL証明書が10台分に増える(Adobe代行により無償化も可能)
見分け方
データ送信先サーバーのホスト名で判別可能。
詳細:https://helpx.adobe.com/analytics/kb/determining-data-center.html
RDC
*.omtrdc.net: RDC (London, Singapore, and Pacific Northwestなど)
Non-RDC
112.2o7.net: San Jose
122.2o7.net: Dallas
どの地域かは訪問者次第
RDCのホスト名は地域によって異なりますが、サイトの訪問者がいる場所に近い地域のRDCが自動で選択されます。
例えば、San JoseのRDCである d1.sc.omtrdc.net へデータが送信される設定であっても、 訪問者がシンガポールにいる場合はシンガポールのRDCへデータが送信され、そのRDCからSan Joseの処理サーバーへデータが転送されます。
つまり、RDCのサーバーはデータを訪問者に近い場所で受け取って素早くレスポンス(1ピクセル画像)を返すことで、ブラウザのパフォーマンスやデータ計測精度を向上させます。 RDCが受け取ったデータは、レスポンスを返した後で、割り当てられた地域の処理サーバーへ転送されます。