Report Suite
レポートスイートは、データを格納する単位のようなものです。
レポートスイートの分け方
どこまでを一つのレポートスイートに含めるかは、実は難しい問題です。 一つのサイトを計測することもあれば、複数のサイトをまとめて計測することもあるので、サイトの単位とは必ずしも一致しません。
Cookieをシェアできないなどの理由で訪問(セッション)が分断されるヒットを同一レポートスイートで混在させると、訪問者や訪問回数などの指標が水増しされてしまうので、 動きを追いたい範囲で、かつ訪問がつながるヒットを含めると良いでしょう。
例
- 社内で複数のサイトを運営している:
- サイト間の移動(回遊)を促進したい →まとめる、またはサイト間回遊用にレポートスイートを別途作ってマルチで計測する
- サイトが独立していてユーザーの行き来が少ない →分ける
- HTMLメールの開封を調べるために含めるimgタグのビーコン →WebブラウザとはCookieが別になるのでレポートスイートを分ける
- Webとアプリを運営している:
- スマホWebブラウザとアプリはCookieが独立しているのでレポートスイートを分けるのが普通
- ログインIDなどを訪問者IDとして指定する場合 →まとめられる(が、構造が異なるデータが混ざるので分析しにくくなるかも)
- アプリ内のWebViewでページを開く場合 →URLパラメータでVisitor IDを渡せは、訪問がつながるのでまとめられる
レポートスイートの名付け方
レポートスイート名
レポート画面上に表示される名称
- 長いと途切れて表示されるので短めに
- 本番用とテスト用を区別できるように
<清水オススメ>テスト用RSのみ最後に(test)を追加するとコンパクトで邪魔にならないのでオススメ。「(開発用)」などと全角だと長くなります。(test)が無ければ本番用と分かるので、わざわざ「(本番)」などと追加する必要はありません。「(dev)」はもっと短いですが、人によって意味不明ですね。
RSID
- レポートスイートを表すIDであり、英数字で表現される
- 先頭にはカンパニー毎に設定された固定文字列(プレフィックス)が必ず追加される
- 本番用とテスト用を区別できるように、最後にdevまたはprodなどとサフィックスを追加すると良い
- 作成後は変更できない
レポートスイートの作り方
- Adobeに作ってもらう
- 管理画面で自分で作成する
- 管理画面で他のRSからコピーして作成する